薬草トウキの冬期施設内セル成型苗育苗法
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[要約]
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トウキを12月下旬にセルトレイに播種し、施設加温育苗の後、春に定植することにより、慣行の1年間露地育苗して翌春定植したものと同等の根の収量が得られ、育苗期間の短縮、苗の均質化および定植作業の省力化が図れる。
新潟県中山間地農業技術センター・特産課
[連絡先]0258-89-2330
[部会名] 野菜・花き
[専門]栽 培
[対象]工芸作物
[分類]指 導
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[背景・ねらい]
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トウキは、セリ科の多年草で、根を薬用にする。トウキの栽培は、春に播種を行い1年間露地育苗した後、翌春に定植して秋に収穫する方法がとられているが、育苗期間が長いため気象変動の影響を受けやすい。さらに、従来の栽培では抽苔を避けるために根径8o以下の苗を用いるが、定植時までに苗の大きさを調節するには技術を要し、定植時の選別にも労力がかかる。そこで、育苗期間の短縮、苗の均質化および定植作業の省力化を図るため、冬期に施設を利用したセル成型苗育苗法を検討した。
[成果の内容・特徴]
- @12月下旬に播種し、15℃前後に設定した温室で育苗する。4月下旬に定植すると、慣行の露地育苗で翌春定植したものと同等の根の収量が得られる(図、表1)。
- A2月中旬播種でも12月下旬播種の87%の根の収量が得られるが、定植時期が5月中旬以降になると根の収量が著しく低下する(表1)。
- B育苗容器は、72穴のセルトレイ(45×45×H 50o)で、穴の形状は四角柱のものを使用し、1穴4〜5粒播種、播種後20日程度で発芽がはじまるので、発芽後20日程度で1本に間引く(表2)。
[成果の活用面・留意点]
- @育苗用培土は市販のものを用い、育苗期間は、葉色をみながら2月中旬頃から2,000倍の液肥を追肥する。
- A黒色ポリマルチを使用する。
- B異常気象年において、慣行の露地育苗で苗が確保できない場合にも対応できる。
[その他]
研究課題名:希少有用植物等の増殖技術確立による高品質安定生産技術
薬草類の安定生産技術の開発
予算区分 :国補(地域基幹農業技術体系化促進研究)
研究期間 :平成8年度(平成6〜10年)
研究論文等:な し
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