アワノメイガによるスィートコーン子実被害量の予測


[要約]
アワノメイガによるスィートコーン収穫時の子実被害量を産卵時期と産下卵塊数から推定する被害予測式を策定した。
石川県農業総合研究センター・生産環境部・病理昆虫科
[連絡先]0762-57-6911
[部会名]生産環境
[専門]作物虫害
[対象]果菜類
[分類]研究

[背景・ねらい]
アワノメイガによるスィートコーンの被害は、茎内食入による生育阻害と雌穂食入による子実被害に大別できる。アワノメイガ成虫は5月下旬から9月中旬ころまで連続的に発生し、スィートコーンのほぼ全生育期間にわたって産卵するため、幼虫による被害は常時発生している。しかし、ここでは商品価値の直接低下につながる子実被害を重視し、収穫時の子実被害量に直結するアワノメイガの産卵時期を究明し、産卵量と子実被害量との関係に基づく被害予測式を策定した。

[成果の内容・特徴]

  1. @ スィートコーンの雄穂抽出6日前から雄穂抽出日までの総産下卵塊数と収穫時の食害子実率との間に高い相関が認められた(表1)。 A 雄穂抽出6日前から雄穂抽出日までの総産下卵塊数(x)と食害子実率(y)との間にy= 85.097 log10x+ 21.658なる関係式が得られた(図1)。 B フェロモントラップによるアワノメイガ雄成虫の誘殺消長からスィートコーンにおける産下卵塊数を推定するのは、年次による変動が極めて大きく困難であった(図2)

[成果の活用面・留意点]

  1. スイートコーンの生育初、中期から発生するアワノメイガの茎内食入が子実生産に及ぼ す影響を究明・モデル化し、本予測式と組み合わせたスイートコーン子実のアワノメイガ被害量予測モデルを構築する必要がある。

  2. [その他]
    研究課題名:卵寄生蜂によるスィートコーン害虫の防除v
    予算区分 :国補(植物防疫)
    研究期間 :平成8年度(平成3〜8年)
    発表論文等:第49回北陸病害虫研究会
    
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